2010年02月13日

東洋一の観光用エレヴェーター運転停止


1910年・明治43年、和歌の浦玉津島神社裏の「てんぐ山」に、
「望海楼」により東洋一の観光用エレベーター「明光号」が設置
され10月1日に開業した。
明治45年8月14日にこのエレベーターに乗った小説家の夏目漱石は、後の小説「行人」の中で、「此の昇降機は、普通のやうに家の下層から上層に通じているのとは違って、地面から岩山の頂きまで物数奇な人間を引き上げる仕掛けで、所にも似ず無風流な装置に違いないが、浅草にも未だない新しさが、昨日から自分の注意を惹いていた。」と書いた。

六年間だけ存在し、大正五年2月13日に運転が停止され、2~3日後に解体された。その後・撤去・売却されたが、その撤去の理由としては、乗降客も少なくなり収支が合わなくなった事や、当時、欧州で戦乱があり、鉄材が高騰しており、造船所やその他から譲り受けたいとの話があり、いま売却するのはチャンスである」としている




Posted by ◎あがらの和歌山 at 20:10│Comments(0)
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